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#片山瑛一  #2021.10 

7つのテーマでえーちゃんの素顔に迫る!【祝・SPARKLE選手投票1位】片山瑛一選手インタビュー(後編)

INTERVIEW OFF SHOT

平柳 麻衣(取材・文)

9月24日のホームゲーム(ヴィッセル神戸戦@アイスタ)にて『SPARKLE(スパークル)選手 最終投票』が行われ、予選を通過した5選手の中から、片山瑛一選手が1位に選ばれました!  1位選出を記念して、特別インタビューを実施。背番号に合わせた「7」つのテーマから片山選手の素顔に迫りました。

テーマ⑤ハマっていること

――以前の取材で、料理教室に通っていたことがあるとお聞きしました。

「ファジアーノ岡山に在籍していた時、チームメイトが『娘のために料理ができるようになりたいから、誰か一緒に通わない?』と誘ってきたのがきっかけです。僕は小さい頃から親の手伝いで包丁で食べ物を切ったりしていたし、気分転換になるかなと思って。チームメイト5、6人ぐらいで通って、魚の三枚おろしとかができるようになりました! 

結婚してから料理をする頻度はだいぶ減ったんですけど、料理って良い息抜きになるんですよね。練習がオフの日や、疲れてない日なんかは『今日は俺が作るわ』っていう時もありますし、奥さんの手伝いとして材料を切ったりすることもあります」

えーちゃんクッキング

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©S-PULSE

※※今回、片山選手の得意料理であるパエリアを自宅で作る様子を、特別に動画で撮影してきてくれました!※※

「最初にパエリアを作ったのは、奥さんと結婚する前か、結婚したばかりの頃。せっかく作るなら『ちゃんと料理した!』って感じが出るものを作りたいなと思って(笑)、ネットでレシピを調べて作りました。1回目が結構美味しくできたので、それ以来、記念日などに何回か作ったことがあります」

テーマ⑥挫折

©S-PULSE

――一般入試で早稲田大に入学してからプロの道へ進み、“成功者”のイメージがありますが、人生で一番の挫折経験は何ですか?

「高校サッカーから大学サッカーに行って、あまりにレベルが違いすぎて、打ちのめされたこと。『いる場所が違うな』という気持ちになってしまいました。でも、入学する前からレベルの違いは分かっていたし、自分が通用するような世界じゃないと思っていたから、ある意味、想定内というか、覚悟していた挫折ですね。

想定外の挫折は、大学でほぼ毎年大きなケガをしたこと。とくに4年生の時は、プロになれるかどうかがかかっている一番大事な時期にひざの手術をして、今までで一番苦しんだし、毎日泣きそうになるぐらい悩みと不安でいっぱいでした」

――それでもプロ入りを勝ち取りました。

「岡山に拾ってもらったおかげです。自分は本当に恵まれていて、もし同じ人生をもう一回やり直したら、どこかの2択でダメだったと思う。プロ入りもそうですし、人との巡り合わせに救われました。

それに、大学時代のケガも、今となっては『あの期間があって良かった』と思えるようになりました。焦りも不安もあるなかで痛みが消えていかない時期というのは本当にツラかったですけど、だからこそ自分の身体のことを知ったり、考えたりするきっかけになりましたし、コンディションに関してすごく繊細になれた。その経験は今にも生かされています」

テーマ⑦サッカー

――大学時代にそれだけの挫折を経験して、プロを諦めようと思ったことはなかったのですか?

「そもそも早稲田に入ったのは、プロを目指していたわけじゃなくて、高校でやりきれなかった気持ちが少し残っていたので、自分の限界に挑戦してみたい、より高いレベルで大学サッカーがしたいという理由でした。

たぶん最初からプロを目指していたら、その距離の遠さに絶望して、『もういいかな』って思っちゃってたかもしれない。でも、僕の目標はプロ入りじゃなかったから、『諦める』ってことがそもそもなかった。それが逆に良かったのかなと思います。ただガムシャラに毎日積み上げていって、気づいたら手の届くところにプロの世界があった、という感覚です」

――では、片山選手にとってサッカーとは?

「こういう時、カッコよく言えないんだよなぁ(笑)。自分のことを、サッカー選手っぽいとは思わないです。たぶん周りの人もそう思ってるだろうし、『っぽくないね』って言われることのほうが多い。プロになってなかったら、学校の先生になるか、整骨院や接骨院で働きたいなと思っていました。

僕にとってサッカーとは……『人との出会い』。サッカーを通じていろいろな人と出会って、たくさん助けてもらっているので、サッカーがキーになって自分の人生が動いてるなと思います。……って感じで、最後はカッコよく締めてみました!(笑)」

After talk 「“照れ”は取っ払っていく!」

――『SPARKLE』選手投票結果について。

「まさか僕が1位になるとは、全く予想してなかったです。僕以外はみんな若い選手ばかりだし、食い込めるとは思わなかった。僕はそういう役回りじゃないのになぁって(笑)。奥さんに『1位になったらしいよ』って報告したら、すごく驚いてました」

――最終投票に臨んだ上位5選手は、私服での写真撮影がありました。

「もともと持っていた服のなかから、一応、事前に奥さんの前でファッションショーをして(笑)、無難にセットアップでいいかなって感じで決めました。それにしてもパネルに使われた写真、僕だけ系統が違くないですか?(笑) 他のみんなもああいうポーズを指示されたんだと思って、すごく真面目にやったのに!

まぁ、若い選手たちはきっと“照れ”があったんでしょうね。そういうのは取っ払っていかないと! たぶん、『片山が一番頑張ってポーズとってるから、投票してあげよう』っていう“同情票”も多かったんじゃないかな(笑)」

――実際、奥さんにあのポーズで花束を渡したことは?

「ないですよ!(笑) 誕生日や結婚記念日に花束を買うことはありますけど、サプライズが苦手なので、普通に『はい』って渡すだけ。でも、せっかくだから今日、花を買って帰ろうかな!」